睡眠薬という選択肢
アトピーがある人は、その日の健康状態によって症状の差があり、酷い時には夜眠れないほどのかゆみや痛みの症状が出てしまうことがあります。
そんなときは、睡眠薬という選択肢があります。
しかし、睡眠薬は長い間服用し続けると得られる効果が減ったり、効果が得られないのに習慣として飲んでしまう依存状態に陥る可能性もあります。
そうならないために、眠れない原因がアトピー性のものであれば、症状が酷い時のみ薬に頼るようにした方が良いです。
あくまで睡眠薬は最後の手段だということを頭に置いておいて、極力薬に頼らずに快適に眠るには、睡眠環境が快適であることと、肌のケア習慣がちゃんとできているかが大事です。
ベッドや布団に、アトピーを引き起こすホコリなどの原因が少なくできていて清潔であるかを確かめてみてください。
案外そういう環境によって症状が酷くなっているという場合があります。
そして肌のケアです。
人は眠るときに当然汗をかきます。
水分が失われるので乾燥状態へと近づくわけですが、アトピー持ちでなくてもこの乾燥でかゆみを引き起こすこともあるほどなので、寝る前に乳液や化粧水で肌の乾燥予防をすることが大切です。
薬を試す前に、これらの習慣と環境が作れているかの確認、できていなければ少し我慢してそこから手を加えてみてください。
改善する可能性があります。
それを踏まえた上で、睡眠薬を飲まなければいけないと思った時、薬を飲んですぐに床につかないでください。
薬が効いてきて眠たくなってはじめて、横になって眠ろうとしてください。
「薬を飲んださあ寝るぞ」と横になったものの、目を閉じてしまうと感覚における視覚分が触覚へと行ってしまい、気になって過敏になってしまうこともあります。
そしてアトピーにも、かゆくて起きてしまう場合とかゆくて眠りにつけない場合があります。
睡眠薬にもタイミングに合わせた様々なものがあるので、自身に合ったものを選ばなければなりません。
薬を使うとしても、性質と効用をよく理解することが必要です。